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出かけた帰りに、電車の中でMP3流してたら、合唱団のCDが流れました。

聞いていて思ったのは、宗教音楽、特に昔に作曲された伝統的手法を守った宗教曲が、無伴奏合唱においてもっとも美しい響きをもっている、ということ。

1、響きの純粋さ、清潔さが違う。
2、ソプラノ(高音)のパワーがすごい。
3、ソプラノの以下の響きを力強く支えるアルトやバス。
4、縦(一音一音)で揃う(ホモホニーだっけ?)響きがある。

1について
→構造的に、多分、綺麗に響く3度、共鳴しない完全音程(4度とか7度だっけ?あと1オクターブ)が多いんだと思います。(←楽譜見ろよって話)
2度の不協和音があっても、それは3パート以上あるうちの2パート間だけであって、そのうちの片パートと残りの1パートや2パートやが、綺麗な3度とかで響きあってるから、不協和音も不協和音としては聞こえてこないんだと思います。

2について
→ソプラノの高音がすごく綺麗に突き抜ける。歌い手の、その高音を保つパワーに圧倒される。第4間の音以上でコロコロ鈴が転がるような音。極端に高い音を延々と響かせる。綺麗に。疲れてくるとだんだん音が落ちてきて苦しそうであちゃーってなるけど。特にAVE MARIA各曲はそれが顕著だと思う。

3について
→ソプラノが美しく天上の音を響かせ、それに共鳴させるメゾ(や混声ならアルト、テナーも)を力強く支え、上のパートの響き合いをさらに奥深いものにするバスパート。音が離れていればいるほど、響に奥行きができて、倍音(実際に歌われてはいないけれど響の中で聞こえてくる音)が美しさを増加させる。

4について
→似たようなメロディーを時間差で後追いするポリフォニーという手法がある曲もあるけど、それだけの曲ってない。絶対どこかに、全てのパートがまったく同じ動きをするホモフォニーの部分がある。そこで奏でられる和音が、1で行ったようなすごく清潔な、あるいは美しく響きあう和音になっている。


イタリアに演奏旅行に行った時、サンフランチェスコ大聖堂だっけ?そこで宗教曲を2曲歌わせてもらったことがある。
そこで歌って、人々が天国を、神の存在を信じたのを納得してしまった。
それくらい、美しかった。天上にあるような美しい音の響き。教会だからこそ出る響き(コンサートホールじゃあんな響き方はしない)。それだけで、そこに天国が現れたみたいで。まして、それにくわえて壁面に書かれた数々の美しい絵と、ステンドグラスとがある。そして、聖書の教えを持つ人々が集まっている。天国感が何倍にも増す。
聖書を特に知らない私たちでさえ感動しきりだったのだから、神を信じていた、信じたいと思った人々にはどれほどの効果があったか。

あれは、もはや奇跡体験に近かった。

歌い終わって、皆で「ここで録音したい!」って大興奮(教会だからあまり声は出せなかったけれど)した記憶があります。

キリスト教宗教曲って、神様を称えたり、神様にお祈りしたりするための歌だから、純粋に美しい旋律が求められたんだと思います。
人間の声だけで、天国のような美しい空間が作り出される。これは、創造主の恵みを、愛を、信じちゃいますよ。

信仰に関係なく、美しいものは美しかった。
教会と宗教音楽って、すごい。

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