上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
はいーちょっとおもしろすぎですよこの巻!!

表紙は、すんごい表情で裏通路を歩くマスタング。背表紙はエンヴィー。
表紙に象徴されるように、大佐の復讐戦がメインです。
あと、アームストロング姉妹が大活躍ですんげーカッコイイ!これがアームストロング家か!!って感じ。

っていうか、北の奴ら強い。
オリヴィエ少将も、ブリッグズ兵も、ブリッグズ山で修行したイズミ師匠も。


そんな今回──

<目次>
第92話 皆の力
第93話 不倶戴天の敵
第94話 復讐の炎
第95話 烈火の先に
特別編  wii用ソフト鋼の錬金術師FULLMETAL ALCHEMIST─暁の王子─Prologue

ネタバレ含むので、ここから下はご注意ください。
イヤンな人は見ないでくださいね。
あらすじは「-----」で挟んで区切ってあるので、そこだけ無視するのもおそらく有効。

あ、24巻は12月発売だそうです。










<第92話 皆の力>
--------------------------------------------
 キンブリーとホムンクルスのプライドに追いつめられるアルとライオンのおっさん(ごめん名前忘れた;)。おっさんは、以前キンブリーから奪った賢者の石をアルに差し出す。アルは、賢者の石が多くの人間の魂で作られていることを理由に使うことをためらうが、「どんな外見になったって大事なものを守るために闘いたいんだよ。こいつらにも闘わせてやってくれ」というおっさんの言葉に、使用を決心する。
 賢者の石を使うアルとおっさん、潜伏していたマルコーさんとの連携プレーにより、アルはプライドに押さえ込まれるものの、合成獣の姿に変化したおっさんはついにキンブリーの喉笛に(文字通り)食らいつく!

 一方、中央指令部建物内ではオリヴィエ・ミラ・アームストロング少将とホムンクルスのスロウスが闘っていた(スロウスはオリヴィエ将軍抹殺の命令を受けている)。銃が聞かないスロウスに対して、オリヴィエ少将は軍刀(あれってサーベルですよね?)を抜く。
 そこへ、オリヴィエ少将に対して下った銃殺命令を遂行するための中央兵がかけつけるが、スロウスとの戦闘に巻き込まれる。柱の影に隠れたところにスロウスに柱ごと握りこまれ、潰されそうになるオリヴィエ少将。そこに弟、アレックス・ルイ・アームストロング少佐がかけつけた。アームストロング少佐の錬金術とオリヴィエ少将の剣技で有効な攻撃力を得るが、ここでスロウスが本気を出し始めた。スロウスの特徴は、「怠惰」の何反する催促の瞬発力だった。その速さは、一度突っ込んだら自分でもコントロールできない程。有効な対抗策はは最早アームストロング少佐の錬金術と格闘術のみ。激しい戦闘で床が抜け落ち、階下に落ちる二人。動かない姉を心配する弟に、容赦なくスロウスの巨体が“最速”のスピードで突っ込む!
-----------------------------------------------

 こうやってあらすじにしてみると、どっちも決着ついて無いなこの回。
 本誌で追いかけている人にとっては、またもや酷い生殺し(苦笑)荒川先生得意だよねこういうの。
 アルもアームストロング姉弟も、けっこうむちゃくちゃな力任せな闘い方してます。
 アルのほうがマルコーさんっていう伏兵がいたからまだ作戦として考えられていたけれど、アームストロング姉弟のほうはいきあたりばったりの本当に力任せで。ハラハラですよ。それでも強いから、妙な安心感があるけれど。
 そしてカッコイんだな!その姿勢が。心いきが。見事な姉弟連係プレイ!
 お姉ちゃんはなんだかんだ言うけれど、やっぱり弟が好きで大切なんですよ。

 ところで、キャラの名前がわからずに「おっさん」と連発しなければならないのが可哀想だよ私。あらすじに締りが欠ける。でもさかのぼって調べるの面倒くさいんだ。
 ゴメン!でもカッコイイんだよ!シリアスに大活躍なんだよおっさん!!



<第93話 不倶戴天の敵(ふぐたいてんのかたき)>
-------------------------------------------------
 キンブリーをかみ殺したおっさん。その直後、プライドの影の刃の攻撃がむかうが、キンブリーの身体を盾にかかげると、プライドは攻撃の手を何故かひっこめる。「こいつの性格からしてキンブリーにおかまい無しに攻撃しそうなものだけど……」アルたちの想像を裏切るプライド。
 そしてプライドは人間のしぶとさを認めた。
「しかし君達は勝てないのです。セントラルに我らの父上がいるかぎりね。もっともそれ以前に君達はこの状況をどうにかしないといけない訳ですけど」
 マルコーさんに襲い掛かるプライドの刃は、しかし乱入した一台の軍用車に阻まれた。さらに車はプライド本人を轢き飛ばしてアルをプライドの拘束から助ける。車を運転しているのはヘタレ賄賂元中尉のヨキだった。起き上がるプライドに、おっさんは牽制にキンブリーの身体を投げつけ、ヨキの運転する車でエドたちに合流し“お父様”の元へ向かう一行を、プライドは見逃した。
「勇気ある逃げない人間というのは本当に乗せやすい」
そして、かろうじて息のあるキンブリーを、プライドはその身にとりこんだ。

 マスタングやホークアイたちは、マリア・ロスの運転するトラックで中央指令部へ向かおうとするが、全ての門は閉ざされて中に入れない。おまけに彼らは指名手配中の身だ。正面突破を諦めた彼らは、かつてたどった出入り口、第3研究所へと向かう。

 一瞬の気絶から目覚めたオリヴィエ将軍の目に映ったのは、アームストロング少佐が練成した石の円錐に貫かれたスロウスの姿だった。
「突っ込んで来るのがわかっているのだから待ち構えていればよい!」
 とりあえずスロウスを押さえ込み窮地を脱した姉弟に、銃口が向けられる。
「そういえば私に銃殺命令が出ていたな」
「なんと!それは困ります!!アームストロング家は我輩が継ぐのですから手続きをしてから死んでいただかないと!」
「無用な心配だ!私が死んだら屋敷はマスタングにくれてやることになっている!」
 言い争う姉弟に手を出せない中央兵たち。しかし、そうしている間にもスロウスは再び動き出そうとしている。更に新たな敵も!地下でメイたちが開放した人形兵がここにも襲ってきたのだ。敵味方お構い無しに襲い掛かり、攻撃しても復活してくる人形兵に中央兵は太刀打ちできない。さらに円錐を追って再び動けるようになったスロウスの驚異も襲い掛かる。オリヴィエ将軍は、上層部の命令に従って自分を銃殺しにきた兵たちに決断を迫る。
「我らを撃ち殺してのちに化物の餌食になるか!それとも我らと協力して化物を討つか!自分の頭で考えろ!!」

 裏通路では、メイ(とシャオメイ)がエンヴィーと人形兵を相手に闘っていた。エンヴィーから、人形兵器には賢者の石が注入されていることを聞いたメイリンは、人形兵向かってくる方へいけば賢者の石にたどり着くことができると考え、自分から人形達へ突っ込んでゆく。

 第3研究所のエドとスカー、合成獣人の元軍人二人は、かつてマスタングがラストを倒した広間で、人形兵相手に苦戦していた。人形兵たちに足をとられるエド。しかしそこを小爆発が襲い、エドは体勢を立て直す。マスタングとホークアイが到着したのだ。
 エド、合成獣人、スカーらが協力して変な人形たちと戦っている。しかもこの人形は銃などでは倒せず、足を潰して動きを封じるしかないという。悠長に状況を整理するマスタングにエドは「とっとと手伝え」と文句を言いかけるが、言い終わらないうちに、マスタングの錬成光一閃、大量の人形の足を潰す。広範囲の攻撃はマスタングの得意とする分野だ。

 人形兵の山を括りぬけてエンヴィーに追われつつ走るメイたち。エンヴィーが床に着地した瞬間、床が抜けた。落ちた先はエドたちがいる広間。

 エンヴィーと、エド・マスタング・スカー・合成獣人チームの相対。
 エンヴィーの名に、返信能力を有するホムンクルスであることを思い出すマスタング。そしてエンヴィーに問う。

「マース・ヒューズを殺したのは誰だ」
(中略)
「おめでとうマスタング大佐。やっとたどり着いたってわけだ」
「貴様のような馬鹿にヒューズがやられるとは思えん」

「馬鹿ってのはさぁ こういうテに引っ掛かるヒューズみたいな奴の事を言うんだよオ!!!」

ヒューズを殺したあのときのように、ヒューズの妻グレイシアに姿を変えてみせるエンヴィー。
そしてマスタングの復讐が始まる。

「もう喋らなくていいぞエンヴィー まずその舌の根から焼き尽くしてやろう」
--------------------------------------------------

 引き続き、アームストロング姉弟がいいです。
 っていうか姉ちゃん、いつのまに大佐とそんな契約を取り交わしたんだい・・・。
 なんだかんだ仲良くたって、やっぱり力に関しては弟に不満があるんだね姉ちゃん。

 そしてマスタングは毎度毎度いいとろこで登場する。
 でも攻撃をかっこよく決めてエドを文句なしに助けたのはこれが初めてじゃないかな?今までは、発火布濡れたり負傷してたりでケチがついてたでしょ。よかったね。
 そして最後のセリフの時の一枚絵。素晴らしいですよ荒川先生。

 ところで、グレイシアさんに変身したときのエンヴィーの表情があまりにも凶悪で、グレイシアさんが可愛そうです・・・。



<第94話 復讐の炎>
--------------------------------------------------
 市街で軍が走り回り、軍施設からは煙が上がり、市民が不安を覚え始める中、アメストリス国内でひとつのラジオ放送が注目を集めていた。
 大総統夫人が、中央軍の一部が夫(キング・ブラッドレイ大総統)をその地位からひきずりおろさんとクーデターを画策し実行している模様であること、マスタング大佐によって助けられたこと
を、生放送で話しているのだ。
 ブレタ少尉らの手引きによるもので、実際は逆(反逆者はマスタングらんのほう)なのだが、夫人は自分の命を助けてくれた彼らの言う事のほうを信じており、状況的にもそれは何も知らない市民にとって真実のように思われた。夫人の命を狙う軍の発言と、夫人の命を助けた事実は説得力があった。
 ラジオ局には軍上層部から放送中止命令の電話がくるが、「脅されている」という言い訳で無視。さらに、政府が情報を開示していなかった、大総統が視察先で行方不明であることを流し、マリア・ロスが「正義」を唱え、市民の感情と思考に訴えた。マリアの声は、マリア・ロスの処刑に疑問を持ち続けていたデニー・ブロッシュ軍曹の耳にも届いた。

 中央指令部周辺では、反乱をおこしたブリッグズ兵を相手に中央軍が手間取っていた。ブリッグズ兵は大砲戦車まで持ち出し、中央軍に対抗している。

 マスタングは親友の仇を前に、この場は自分とホークアイの二人に預けろという。
「こいつは私の獲物だ」
 先へ行こうとする合成獣人を妨害するエンヴィーだが、マスタングの容赦ない炎に阻まれる。
 躊躇するエドだが、ホークアイの「・・・・・・なんとかしてみせるわ」という言葉と他のメンツに引っ張られてその場を後にする。
「大佐なら大丈夫だ。さっきの火力みたろ?ホムンクルスなんざひとひねりにしてくれる」
なだめるゴリに、エドは言う。
「・・・勝敗が問題なんじゃねぇんだよ」

 エンヴィーと対峙するマスタング。ホークアイをさがらせ、一人で相手をする。
 美しい友情に免じてと、エンヴィーは本来の姿に戻って全力を出そうとする。しかし、復讐に燃えるマスタングの前に、そんなものは関係なかった。両手の発火布のを駆使して、眼球をピンポイントに狙った錬金術。容赦はない。
 強烈な攻撃に逃げるエンヴィーを、マスタングはホークアイに待機命令を出して後を追う。しかしホークアイは、上官の命令を無視してマスタングの後を追った。

 ホムンクルスの気配を感じることができるメイの案内で、先へ進むエドたち。途中、エドはスカーを呼び止めた。マスタングのことだ。エドが危惧していることは、スカーにも解っていた。
「・・・かつて復讐に駆られた者として己にはよくわかる。
 あの男 あのままでは自らの炎でおのれの心も焼き尽くすだろう」

 エンヴィーを追ったマスタングは、敵の姿を見つけられずにいる。姿をみせないなら所かまわわず焼き尽くす、という言葉の挑発は、お父様の身の安全を考えるエンヴィーには有効だった。
 マスタングの前に再び姿を現したエンヴィーは、ヒューズの姿をしてた。しかし、ためらわずに焼く。
「貴様の行為は火に油を注ぐだけだ!!」
 大量の火力に、接近戦でマスタング本人を巻き込むことを狙うエンヴィーだが、今度はまた眼球を狙ったピンポイント攻撃が襲う。
 再び逃げた先で、エンヴィーはホークアイの姿を見て笑う。

 通路を進むマスタングの姿と、あたりを警戒し曲り角で様子を窺うホークアイの姿。
 お互い、近づく何者かの気配に武器を突きつけあうが、相手の姿を確認して武器を下ろす。ついてくるなと言っただろうと言うマスタングに、すみませんと謝るホークアイ。
「私のそばを離れるなよ中尉。ついて来い」
 マスタングの後ろについたホークアイの口元が笑った。マスタングの後頭部に銃口が向けられる。
「・・・なんのマネだ中尉。誰にむかって銃を突きつけている」
「誰にって?笑わせないで
 大佐はね、二人きりの時 私の事 「リザ」って呼ぶのよ」
あんたらそういう仲かよ!焦るエンヴィーにリザは平然と言う。
「ウソよ」
背後から一発。
「引っ掛かってくれてありがとうエンヴィー。あなたここで私に倒されてちょうだい」
エンヴィーを、正確に急所を狙った容赦ない銃撃が襲う。肩を少し負傷してもその精密射撃はズレない。しかし、一瞬のスキをついて、変形したエンヴィーのムチのような腕にホークアイは捉えられる。死刑宣告を下すエンヴィーを、しかし再び大火力の炎が襲った。
次の一発で身体を維持できなくなったエンヴィーは醜い寄生虫のような本来の姿に戻る。
 エンヴィーを足の下に踏みつけ、復讐をはたすため、止めをさそうとするマスタング。
 背後からホークアイに銃をつきつけられた。
「…………なんのマネだ中尉」
「そこまでです大佐。あとは私が片付けます」
「あとたったひと焼きだ、君の手を煩わせる気は無い。銃をどけろ」
「承服できません。手を降ろしてください」
「ふざけるな!!どけろと言っている!!」
 マスタングの足元へ走る錬成反応の光。床面が変形し、マスタングの足元からエンヴィーが前方に飛ばされる。
 エンヴィーをキャッチしたのはエド。その横にはスカー。
 マスタングはエドに言った。
「鋼の・・・・・・そいつをよこせ!!」
--------------------------------------------------

 「あんたらそういう仲かよ!」エンヴィーの叫びは全世界のファンの叫び!
 ロイリザ!ロイリザ!!
 でも直後の「ウソよ」の言葉に落胆人は多いはず。
 ちなみに私としては、好きなんだけど、ロイリザがオフィシャルになってしまうのは二次創作において余計いじりにくくなるので、ちょっと一安心でした(笑)

 それにしても、マスタングの容赦のなさが凄い。
 エンヴィーはえげつないけど、今回マスタングのほうがえげつない気がする。
 ずっとヒューズの仇を追っていたから、復讐戦はすごいことになることは予想していたけれども。もしかしてイシュヴァール以来の術のきれっぷり?
 術もさることながら、その表情も凄い。こういう顔も、おそらくイシュヴァール以来。イシュヴァール昔話の時はもっとマシな顔していたよ・・・・・・。
 さて、次いこうか。



<第95話 烈火の先に>
---------------------------------------------------
 エンヴィーを渡せというマスタングを、エドははねつける。
「そいつをよこせ鋼の!さもないとその右手ごと焼くぞ!!」
「上等だゴラァ!!ガチで勝負してやるよ!!!
 その前に鏡でてめぇのツラよく見やがれ!んなツラでこの国のトップに立つつもりか!!大佐の目指してるのはそんなんじゃないだろ!!!」
 エドワードの言葉。スカーの言葉。そして、ホークアイの言葉と、大佐が止まらなければ自分が大佐を撃ち、そして自分もこの身に刻まれた焔の錬金術と共に死ぬ、という覚悟。
 脳裏に浮んだんのは、ヒューズとの写真。
「君を失う訳にはいかない。
 …………なんだろうなこの状況は。子供に怒られ、私を敵と狙っていた男に諭され、君にこんなマネをさせてしまった。
 私は大馬鹿者だ」
 マスタングは構えをとき、自分の間違いを認め、ホークアイに銃を降ろさせた。

 落ち着いた状況に、エドに握られたエンヴィーは言った。
「バッカじゃないの」
 スカーにとってマスタングとホークアイは一族を滅ぼした憎い軍人で、その上マスタングは国家錬金術師でl
 エドにとってスカーは幼なじみの両親の仇で、ニーナとアレキサンダーの仇で、
 ホークアイたちにとってエンヴィーは苦しい戦争を引き起こした元凶で、
 ロイにとってエンヴィーは親友の憎い仇。
 ニンゲンは綺麗ごとなれべて人情ごっこなんてやるよなそんなご大層な存在じゃない。もっと本能のままにある存在だろう。 感情のまま殺して殺されて憎しみ合う存在だろう。仲良く手をつなぐなんてことできるはずがない。そういう存在のはずだ。
 エンヴィーにとって、人間は見下すべき存在だった。
 そんなエンヴィーにエドは言う。
「エンヴィー。おまえ……人間に嫉妬してるんだ」
 ホムンクルスよりずっと弱い存在のはすなのに、倒れそうになっても綺麗事だとわかってても、周りを助けて助けられて何度でも立ち上がる、そんな人間がお前は羨ましいんだ、と。
 これを聞いたエンヴィーは、無理矢理力づくでエドの手の中から抜け出した。
「屈辱だよ・・・・・・あんあらニンゲンに・・・クソみたいな存在にいいようにやられて・・・しかもよりによってクソの中でも更にクソみたいな・・・
 こんなガキに理解されるなんて・・・っ!!!」
 涙を流し、床をはいずり、エドから離れて、エンヴィーは自分の中から核となっている賢者の石を取り出してエドに言った。
 「この先その綺麗事がどこまで通じるか せいぜい頑張る事だね
 バイバイ・・・エド・・・ワード エルリック・・・・・・」
 自ら賢者の石を壊し、消えた。
 細かな粒子となって消えるホムンクルスの姿にマスタングが呟く。
「……自死か 卑怯者め」

 中央指令部内。
 スロウスが自らの体内の異物を取り除いて、再生しつつある。
 上階の穴から顔を出した新たな中央兵たち(オリヴィエ少将銃殺の命令を受けたA隊)はロープで穴から下に降りて、C隊に合流。状況を聞こうとしたところにターゲットであるオリヴィエ少将を見つけるが、つかまる。
「いいところへ来た!!これよりC隊とA隊は私が取りしきる!!」
 状況がかわらないC隊は「とりあえず今は手を貸してくれ!」というA隊の隊員の言葉と、謎の人形に襲われる同僚の姿に協力体制を納得した。
 オリヴィエ少将の的確な指揮の下、人形兵と闘う中央兵。スロウスはアームストロング少佐が相手をしている。
 しかし、アームストロング少佐はスロウスの突進のはじめの攻撃のときに左肩を脱臼していて思うように動けない。アームストロング少佐不利の戦いだが、誰も手出しする余裕はなく、脱臼を治せる技術をもつ兵は先ほど人形兵に食われた。
 姉のオリヴィエ少将の言うとおり、アームストロング少佐はやわな鍛え方はしていない。スロウスの打撃攻撃を利用して、肩の脱臼を嵌めなおし、すかさず反撃に転じた。容赦なく打撃攻撃と錬金術攻撃を叩き込む。
「見たか 芸術的筋肉と芸術的錬金術のコラボレーション!!
 エクセレント アンド エレガント!!!」

 アームストロング邸に踏み込んだ中央兵は、そこで戦車組み立ての跡を発見する。
 組み立てられた戦車は中央指令部正門を攻撃していた。反撃を命じる作戦指揮官に、住民の避難が終わっていないと止める兵。それでも命令をしようとした時、司令室への侵入にブリッグズ兵が成功し、指揮官を抑える。
 中央指令部配置中に見取り図を全て正確に暗記したファルマン少尉の案内で作戦司令部までを移動し、作戦司令部付近までは地下道を堀進んだという。
「そんなマネできる奴がいるか!!」
「いるんだなぁこれが」
「だっ・・・誰だ!?」
指揮官の問いかけに、進み出る「WC」と描かれた便所サンダル。
「「誰だ」と訊かれりゃ「主婦だ」と名乗る それが私の作法だが──
 今日ばかりはあえてこっちを名乗らせてもらおうか

  錬金術師だ!!!!!」
最強の主婦にしてエルリック兄弟の錬金術の師匠、イズミ・カーティスだった。
---------------------------------------------------

 毎度ながら、イズミ師匠はカッコイイ人だなぁ。特に登場シーンが。
 ホーエンハイムに少し治してもらったから身体もだいぶよくなったんじゃないかしら。
 にしても、北の奴ら強いですね。ブリッグズ軍も、北のブリッグズ山で修行したイズミ師匠も。

 エンヴィーという存在が、今回とても重かった。
 最後にエンヴィーが流した涙が、またとても・・・・。
 作品においてメッセージ性が籠められたキャラクターの中で一番重い人物だったと思います。今のところ。
 残るホムンクルス(死亡が確認されていない)は、ラース、グリード、スロウス、プライドの4人と、お父様。

 そして、マスタングが踏みとどまってくれてよかった。
 現実では救いのないような話でも、物語の中でなら救うことができる。
 いつか表紙カバー折込みのところにあった作者コメントが思い出されました。

 ロイ・マスタング大佐とリザ・ホークアイ中尉の関係の解釈は、色眼鏡を使えば恋愛もあるんだろうけど、原作を忠実に考える現状では、そういうことはないと思う。恋人とかではないけれど、でも共に生きて行く。やはり一言で言い表すならば、「戦場のパートナー」、それも友ではなく、上司と部下なんだろうな。
 リザにとってロイは生かして支えたい人で、ロイにとってリザは生かして守りたい人なんだろうな。



<特別編>
 ゲームの予告なのであらすじはかけません。
 大総統の下でマジメに働いているリザさんの姿が印象的でした。ちゃんと仕事はするのえらい。
 アエルゴの第一王子が来るということで、西の国境戦が休戦。だからフュリー曹長が中央に戻ってこられたんですね。納得。
 このゲームストーリーがとても面白そうだし、カップリング(戦闘時のバディのことだと思う)が自由に組めるということなので、やりたいんですが、いかんせんwiiを持ってません。買う予定もありません。
 早くノベライズしないかな。


<おまけ四コマ 「ストロング!!」>
------------------------------------------
 アームストロング邸に潜伏しているブリッグズ兵たち。
 日がたつごとに

 あらゆる毛先がカールしてくる・・・・

 「早く・・・早くここ出なきゃ!!!」

 アームストロング菌
------------------------------------------
 ぶっ!!!
 マジか!あの家で生活すると毛先カールすんのか!!!
 ハボック、キャサリンさんとお付き合いしなくて正解だったかもよ?


<カバー下>
●背表紙:死者の記録
 ということで、今回は、
 ・エンヴィー(本体)
 ・キンブリー
 ・人形兵
 ・中央兵
 でした。

●表紙:ホーエンハイム周辺の系譜
-----------------------------------------
 ホーエンハイムの子供は、エドとアル・・・・・・・と、お父様。
 お父様の子供は、ホムンクルスたち。

 と、いうことは

 エドとアルはホムンクルスたちにとって親戚のおじさんであり、お小遣いをせびれる
---------------------------------------------

 ということらしいよ。
 うーん、プライド(セリム君)はともかく、ラース(大総統)はないだろう。君のほうが給料とってるんじゃないのか?アルよりは稼ぐよね。エドは研究費があるからわからないけど。


●裏表紙:お父様の人形兵たちへのしつけ
------------------------------------------
 人形兵は全裸です。
 そこでお父様の教育的指導
 
 「パンツはきなさーい!
  はしたない!ご近所さんのイメージ悪くなるでしょ!」

 「はーい」と良い子の返事をしてパンツはき始める人形兵たちの図。
 あ、ふんどしの奴がいる。
-------------------------------------------
 ふんどし以外はトランクスでした。
 にしても、パンツだけじゃダメですよお父様。
 彼らいくら生まれて間もないといったって、一つ目だって、身長はふつうにあるんだから!
 外聞気になるなら服も着せて!!
 それ以前に敵味方見境なく襲うのやめさせて!!

スポンサーサイト
コメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。